自覚症状のない初期の前立腺がんを発見!
PSA検査が大切なワケ
PSAはProstate Specific Antigen(前立腺特異抗原)のことで、前立腺から分泌される物質です。PSAは本来、前立腺から分泌され、精子が体外に放出される際に精子の運動性を高める役割を果たしています。
健康な男性の場合、血液中にPSAが浸出することは非常に稀なのですが、前立腺に何か異変があると血液中でもPSAが見られるようになるため、前立腺の病気を調べる際の検査として広く利用されています。
PSA自体は前立腺の病気に関係している物質ではないので、血液中でPSAが検出された場合でも、何か病気にかかっているかというと、必ずしもそういうわけではありません。実際は血液検査を行い、血液中のPSAの濃度をもとに、病気の可能性があるかどうかを診断していきます。
PSA検査は採血のみ!
40代以降は定期検査で早期発見・早期治療を
前立腺がんは、がんの中でも死亡率が高いがんになってきていますが、PSA検査(前立腺がん検査)によって早期発見・治療が可能です。PSAの血中濃度だけでは、前立腺肥大症なのか前立腺がんなのかを明確に区別することはできませんが、そのほか超音波(エコー)検査などを併用することで診断を進めていきます。PSA検査の結果では、前立腺がんの可能性が高いと思われる場合でも、他の検査を通した結果、前立腺肥大症だったという場合も多く見られます。
PSA検査自体は血液検査のみとなりますので、安心のためにも40〜50代の方は積極的に受けていただければと思います。詳しくはクリニックまでご相談ください。