女性の5人に1人は「膀胱炎」に!?
予防のための身体のケア

膀胱炎とは、膀胱内に細菌が侵入・増殖し、炎症が起きた状態を指します。
女性(特に働く女性)の5人に1人は膀胱炎になったことがあるとされ、一度病気にかかると再発しやすいため、発症時の際は早めに泌尿器科に受診しましょう。

症状は「頻尿」と「痛み」、「濁った尿」が中心です

膀胱炎は以下のような症状が現れます。

  • 排尿痛・・・排尿時、排尿後に痛みを感じる
  • 残尿感・・・おしっこがまだ残っている感じがする
  • 頻尿・・・・トイレに行ったばかりで、またすぐに行きたくなる
  • 白濁尿・・・尿が白く濁っている
  • 血尿・・・・おしっこに血が混じっている

これらの症状に加え、高熱や腰痛がある場合、膀胱の炎症が腎臓まで広がり腎盂腎炎になっている可能性があります。症状によっては過活動膀胱や男性の場合は前立腺肥大症の可能性も考えられます。

なぜ女性の方が「膀胱炎」になりやすいの?

膀胱炎はストレスが溜まっていたり、疲れや風邪などで免疫力が低下していると感染しやすくなります。原因は大腸菌による感染が80%、その他ブドウ球菌やセラチア菌などの感染でも膀胱炎になる場合があります。女性は男性に比べ、肛門と尿道が近い位置にあるため、大腸菌が膀胱内に入りやすく、その結果膀胱炎になりやすいという傾向があります。

「膀胱炎」の予防はこまめな水分補給とおなかを温めること

膀胱炎は下記のような点に気をつけることで予防できます。

  • トイレを我慢しない
  • 水分をこまめに摂る
  • 下半身を冷やさない
  • 生理用ナプキンは3時間程度で交換する

「膀胱炎」は再発しやすい病気です
症状が治まってもしっかり治療しましょう

膀胱炎の治療には抗生物質の内服薬を用いる場合が多いです。
2〜3日で症状がなくなり、薬を飲むのをやめてしまいがちですが、再発の可能性がありますので、自分で判断せず医師の指示に従いましょう。